Archive for "2012"

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有馬記念でオケラなクリスマス☆

by on 2012年12月26日水曜日

 金曜日、このブログを書いて郵便局へ。民営化後、さすがのお役所体質の郵便局も人員削減というヤツで、年末のような繁忙期になると途端に仕事が回らなくなる。というわけで、2時間超勤(残業のこと)を仰せつかる。2時間といっても、14時間働いた後の+2時間なので、眠気が酔いのように全身をまわりフラフラとなる。家に帰ってギャングスタ・ラップを聴く。G-Rapの「シット」だの「ファック」だの「ニガ」だのといった荒みきった歌詞が、荒れた心を不思議と癒してくれるのだ。最近よく聴くのはMobb Deepの「The Infamous」とRaekwonの「Only Built 4 Cuban Linx」の2枚。その後爆睡して土曜日は終わった。
 
 日曜日、朝起きると先々週撮ったairbnbの写真がページに反映されていた。


 日曜日は郵便局の同僚(郵便局に「友達」はいない)と有馬記念に行く約束があった。郵便局という所は実に知的な職場で、同僚との会話に「酒・女・博打」以外のキーワードは必要ない。私も、そんな社会の底辺に甘んじているような輩にお堅いことを言う柄でもないので、職場では専ら罪のない馬鹿話に興じている。そんなある日、最近入った同僚(彼のことをアカギと呼ぶ)から、「コガさん、有馬記念に行きませんか」と誘われた。聞けば、アリマキネンとは一年を締め括る盛大な競馬で、アカギはその指定席が当たったのだそうだ。競馬場に行ったことがないので、写真を撮るには面白そうだと快諾した。それで話が済んでいれば、何の問題もない休日になる筈だった。そこに、もう一人の同僚が登場する。
 彼は、28にしてパチンコや競馬で四方八方から借金をしている根っからのギャンブラーで、ここでは彼のことをカイジと呼ぶ。そのカイジくんが、「コガさん、どーせなら賭けませんか」と、珍しく話に絡んできた。私は、競馬のことはまったく分からないし、39年間生きてきて、種々の理由から自分は賭け事に向かないとの自己判断を下しているので、即座に断った。だが、郵便局の夜は長かった。私はこのカイジやアカギたちと、都合14時間共に過ごさねばならない。案の定、その日仕事が明ける頃には、私がカイジに乗り買いする、ということで、すっかり話はついてしまった。

 後の証拠のために、カイジが言ったことを、覚えている範囲でここに正確に記しておく。

 「コガさん、ボクは馬に興味はないんです。オッズしかみないんですよ。だからオッズが出揃う出走直前にネットで買います。今年のアリマはガチガチです。自分は○万円買いますが、枠連というやつです。1万円ずつ『○-○』と『○-○』を買います。これは本命です。ただ最悪本命を外したときのために、保険で『○-○』と『○-○』を1万円ずつ買っておきます。こうすれば、ほぼゼロはないし、最悪本命を外しても○千円バック、うまくいけば○○万円の勝ちです。」
 ギャンブラーは、賭け事になると妙に説得力のある言葉を吐く。賭け事とは、非論理的な精神の跳躍でしかなく、そんな道などあろうはずもない断崖絶壁で、論理という筋道が、さも頼もしく見えてしまうから不思議だ。私には本命がどの馬かも、枠連が何かも分からなかったが、カイジの「保険を打つ」という堅実な(!)考え方に感心し始めていた。カイジはさらに続けた。
 「無理にとは言いませんが、コガさんがもし○万円出してくれれば、全部で○○万円の大勝負ができます。そうすれば、さらに保険をかけれますし、当然上がりもでかいです。それにもしコガさんが乗るんでしたら、別に自分のカネから○万円出して『○-○』を買っておきます。これは万一レースが荒れたとき、コガさんの賭金がゼロにならないための保険です。もちろん当たったときは取り半でいいです。」

 私に、この話を断る理由は、この時点ですでになかった。日頃お金の管理はカミさんにお任せなのだが、この時偶然、airbnbで稼いだ金が手元にあった。もちろん、事前にカミさんに話せば、賭け事全般に生理的拒否反応を示すカミさんのことだ、OKとは言うまい。だが勝てば、事後承諾でも問題ない。私が当てた○○万円を見て、まさかJRAに金を返してこいとは言わないだろう。
 カイジの人となりは、毎日一緒に仕事をしている自分がよく知っている。ギャンブラーだが、仕事は確かな奴だ。最悪俺の金をのむような奴じゃない。それにギャンブラーでありながら、「保険をかける」という考え方が気に入った。上ばかり見てる奴は足下の小さな石ころに躓く。転ぶ怖さを知る私のような大人は、保険も掛けずに飛びはしないものだ。それに、最悪ゼロはないと彼も言った。何度反芻してみても、カイジの計画に破綻は見受けられなかった。
 私は乗った。結局、つまるところ、金の誘惑に負けたのだった。
<つづく>

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トーキョースタイル

by on 2012年12月21日金曜日

 月曜日、夕方6時。「今日も元気に郵便体操をいたしましょう!」の声が職場にこだますると、郵便課長以下皆で一斉に体操を始める。この7年間、毎日繰り返してきた郵便局の始業風景だ。ここから14時間ほど仕事して、朝の8時に解放。爽快な娑婆の空気を煙草の煙で汚しながらチャリンコで家に帰る。夜中、7ヶ月の息子が立ったとカミさんから写メールが送られてきたので、いつもより急いで帰った。

 月曜に送ったデータが恵文社のイベントページに反映されていた。コレコレ。ちなみに本のセレクトと文章はカミさん。私は写真のみ。ウチのお店は、自分でも信じられないが、女性がメインの顧客のオシャレ古本屋さんなのである。

 水曜日は郵便局に行く前に小竹向原でairbnbの撮影が一件。夕方から郵便局で仕事をして、明けの木曜日も大塚で撮影。こうして書くとヤッツケ仕事のようだが、私はこのairbnbの撮影の仕事を(今のところ)楽しんでいる。他人の家に上がり込んで部屋を撮影するというのは、なかなか緊張する仕事だ。そして緊張感のある撮影を適度にこなすことは、写真の腕やカンを錆び付かせないのに役立つ。この仕事を始めて一年になるが、おそらく都築響一氏の『TOKYO STYLE』一冊分くらいの部屋を撮ったのではないか。

 リマインダーを見ると年内のスケジュールは埋まっているので、2012年もこんな感じで過ぎていくのだろう。写真は昨日1000円ヘアーカットで散髪してるとき撮ったもの。これから息子を風呂に入れて、また郵便局。

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墓場シフト

by on 2012年12月17日月曜日

 先週の金曜は夕方から郵便局。仕事が溜まりきっていたのでMacbook Proを持参。スタバでマックならぬ〒局でマック。私の勤務帯(夕方6時から朝8時)のことを英語でGraveyard Shift(墓場シフト)というが、実際人がいない真夜中の郵便局は墓場のように静かで原稿書きが捗る。お陰でほぼ書き上げることができた。家に帰って既に〆切が過ぎている原稿を古書通信社に送る。
 家に帰ると古書通信の最新号(12月号)が机の上に置いてある。今月号の股旅堂さんの写真は結構気に入っていて、コーヒーで一服しながらしばし閲覧。その後息子の相手をしたり細かい仕事を片付けたりしている内にあっという間に土曜日が終わってしまった。息子を風呂に入れ、できれば溜まったフィルムの現像を夜中やりたかったが、一週間の疲れであえなく轟沈。朝まで爆睡する。
 日曜日は朝から近所のカフェへ行く。この店の什器がいい感じの古道具で、カミさんから書影の撮影を頼まれたからだ。私の本業(本業でも副業でもどっちでもいいが)は古本屋で、毎年年末の京都の恵文社の古本市に誘われている。そのイベントのブログで、ウチのお店がおすすめする古本を写真付きで何点か紹介しなければならない。古本の仕事はほぼカミさんに任せっきりで、店主である私の仕事は本の撮影くらい。ありがたいことだ。その後いつものごとくairbnbの撮影へ。今日は中目黒のお宅訪問だった。帰りに目黒のラーメン二郎に寄って小ラーメン。ちなみに私のロットでは自分が一番に完食した。

 選挙は行くつもりだったがすっかり忘れていた。今回投票率は戦後最低らしいが、私のように週末も仕事に追われ、行けなかった人も多いのではないか。
 土日仕事を休めないワーキング・プア(私)のためにネット投票は実現してもらいたい。

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ハッピーアワー

by on 2012年12月14日金曜日

 水曜日は郵便局に行く前にairbnbの撮影が渋谷で一件。普通にオシャレなデザイナーズ・マンション。今回はこれまでで最短の40分弱で撮り終えた。撮影後の一服は美味い。
 そういえば火曜日に撮ったairbnbの写真がアップされていた。
 もうこの仕事を始めて1年。いろんなお宅を拝見してもはや渡部篤志の心境。家に伺い、とにかく褒めちぎって、クールに撮影して家に帰る。撮影後、見慣れた狭い我が家で、7ヶ月の息子を肴に手酌で酒を飲みながらカミさんに一言「お金ってある所にはあるんだね」。しばらく寝て夕方から郵便局へ・・・。
 
 軽く15時間ほど郵便局で仕事して、朝8時に家に直帰する。カメラは麻薬のようなもので、撮影中は全身の細胞が覚醒して疲れをまったく感じないが、家に帰ると全身が重く思考も鈍い感じだ。しかし今日(木曜日)は午後から別件の撮影の打ち合わせがある。夕方から一路シンジュクへ。

 新宿の馴染みのアイリッシュ・パブで、ノイズ・ミュージシャンのDave Skipperさんと会う。Daveさんは東京在住のイギリス人ノイズ・アーティストで、今東京で一番面白いと個人的に思っているノイズ・イベント「Heavier Than Jupiter (木星より重い)」の主催者だ。今年の春、初めてこのイベントに行き、写真を撮ってFacebookにアップしたら、Daveさんからコンタクトがあり、第三回から正式に撮影してほしいとオファーがあった。はっきり言って超マイナーな音楽ジャンルだが、私の好きな音楽(非・音楽というべきか)なので二つ返事でOKした。airbnbのような仕事で写真をマネタイズすることも大事だが、こういう文化的な仕事に携われるのも、写真をやってて良かったと思うことの一つだ。ノイズ音楽を世に広めるため、精一杯良い写真を撮るとDaveさんに約束する。

 帰りの電車の中で、スマホをぼんやり見つめるサラリーマンの群れを横目に見ながら、次の新しい写真のテーマについて考える。ここ数ヶ月間、ちょっとしたきっかけから芽生え、来年からの撮影開始に向け、何度も頭の中で転がしているアイデアだ。最初はバラバラの要素であったものが、だんだんと結びついて形になってきた。Daveさんといい感じに酒を飲んだので家に帰ると爆睡してしまった。

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Strong men also cry.

by on 2012年12月12日水曜日

 年末で私の副業である郵便局が忙しい。私は郵便局では(郵便局でも、というべきか)、よく休み、休憩時間も人一倍多くとる不良期間雇用社員NO.1であるが、そんなズボラな私ですら忙しさを感じるほどの忙しさだ。

 8時15分にいつものように郵便局の仕事を終え、家で少し休んだあとairbnbの撮影で渋谷区某所へ。最近毎日のようにairbnbの撮影依頼がくるが、少しづつ日本でも浸透してきているのだろうか。家庭持ち賃貸住み高卒の古本屋の親父(兼写真家、兼郵便局員)な私にすれば、いい小遣い稼ぎになって嬉しい限りだ。
 今のところairbnbは、お金持ちのバイリンガルな日本人、もしくは日本在住の外国人の撮影依頼が多い。最初の頃は豪華な家に伺うたびに感動したり落胆したり(自分と比較して)していたが、最近は家賃80万の高級マンションに伺っても何とも思わなくなった。慣れである。撮影はだいたい1時間。今日も自分なりにいい仕事をさせてもらった。ただ途中、郵便局の疲れか、どんなにファインダーを覗いても何も良いと感じないプチ・ゲシュタルト崩壊が起きてしまった。

 家に帰ってパソコンを開くと、日本古書通信から連載の〆切の催促が目に入る。〆切が近づくとメールボックスを開くのが心底恐ろしい。連載をはじめて2年になるがこればかりは慣れない。

 もろもろ片付けてから、親友のろでぃ氏が写真を撮っている田中龍作ジャーナルを見る。小沢一郎、良い写真だ。落日の昭和の大物政治家の悲しみがよく出ている。政治は詳しくないから小沢一郎が今回どうなのか知らない。だが離縁された妻から落選工作を受ける中での選挙はさぞ辛いことだろう。ろでぃ氏が撮った写真で小沢一郎の目から涙が垂れているが、もしかしたらふと家族のことを思い出したのかもしれない。男にとって、家族がゴタゴタしているほど辛いことはないものだ。自分は小沢一郎より幸せだ。

 私は写真家は貧たりとはいえ芸術家だと思っている。そして芸術家は、私が尊敬する芸術家がそうであるように、最も高貴な職業だと思っている(たとえ貧しくても)。だから私には、有名人を撮りたいという欲望はほとんどなかったりする。政治家でも芸能人でもいいが、有名人を撮る、すると彼らが「主」で写真家が「従」という、その力関係が写真家至上主義な私には耐えられないのだ。世間の評価ではなく、何を撮る・撮らないは、写真家が自らの判断で決めるべきことだ。有名人であっても撮らないときは撮らないし、たとえ無名の一市民であっても撮りたいときは土下座してでも撮る。

 だがろでぃ氏の小沢一郎の写真を見て、「被写体の強さ」というものに気がついた。写真の良さとは、撮影者の技術や感性が半分、残りの半分はどうしても被写体のものだ(その奥ゆかしさが写真のいい所)。そして被写体が良ければ、この両者が相乗効果を生んでプラス以上の作品を作り出す。小沢一郎がいい政治家かどうかは知らない。だが被写体としては間違いなく一級品だ。

 さて世間で水曜日と言われている今日は、午前中にairbnbの撮影が入っている。それまでに溜まった仕事を片付けたり着手したりしないといけない。そして夕方からは郵便局の仕事だ。もう時間や曜日の感覚がメチャクチャである。そんなワーキングプアな生活も6年目。合掌。

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ハードルを下げて再出発

by on 2012年12月10日月曜日

 ツイッターはお店(古本屋)の公式アカウントだから写真のこと書きづらいし、フェースブックを日記代わりに使うのもなんだし、気軽に書くにはブログが一番ということで、旧「生涯一アマチュア写真家」をリニューアルして写真の備忘録として使うことにする。毎日シャシンのことは彼是考えていて、ほんとは酒でも飲みながらぶちまけるのが一番だけど、そんなカネも時間も友人もない身だから仕方がない。

 土日は久しぶりにプリントをやった。私が使うプリンターはエプソンのPX-5002という分不相応に高価なもので、これはA2サイズまで印刷できる。まともに買うと十数万する代物だが、写真仲間のJon Ellis氏から格安で譲り受けた。Windowsパソコンを使っていたときは、ドライバのせいか思うような色が出ず、ほとんど置物と化していたものだ。だが、先日6年ぶりにパソコンを新調して、MacBook Proの最新のものを(ローンで)買ったのだが、これでPX-5002を使うと恐ろしいほど捗る。使った紙はフランス製のバライタ・インクジェット用紙のCanson INFINITYというもの。詳しく言うと、5D Mark 2で撮ったものを、アドビのLightroomで少しいじって、RAWでそのまま出力。紙の選択が当たったせいかもしれないが、思った以上の仕上がりで感動して眺めること数時間。当面写真展をやる予定はないが、カラーでやるなら、いつも頭を悩ますプリント問題はこれで解決である。

 何をプリントしたかというと、今年の夏頃、個人的に好きなBastard Noiseというアメリカのバンドの日本ツアーがあって、勝手に彼らのライブを撮って、これまた勝手にフェースブックにアップしていたら、先日アーティスト本人から連絡があり、写真を欲しいからプリントして送ってくれないか、と頼まれたのだ。お金はいくらかかってもいい、と言われたが、個人的にリスペクトしてるバンドだったので、プリント代と送料をくれればいい、と恰好つけてしまった。とくに後悔はしていない。今日EMSで送るつもりだが、本人が喜んでくれて、アシが出なければそれでいいのだ。

 今週もいろいろやることが多い。写真家契約をしているairbnbの撮影が渋谷で2件あるし、写真コラムの連載をしている日本古書通信も年末進行で〆切が早い。そして何より、新しいWEB連載を今週中に始めなければならない。これは、ここ数年私がテーマで撮っていて、古書通信でも連載になっている古書店シリーズが、別の出版社のWEB連載として始まるものだ。ほんとは11月に始まる予定だったが、この連載に付随してフェースブックのファンページを立ち上げることになり、これの毎日の更新を義務づけられ、どういう風にしようか彼是考えているうちに日が過ぎてしまった。そこそこ素材も集まったし、もはや考えている余裕はない。やるだけである。重要な福島ノートの更新もある。子供と遊んでる場合じゃないのよね・・・。

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写真家って、なによ。

by on 2012年3月5日月曜日


 私の本業は古本屋だが、Facebookでは写真家を名乗っている。  
 地味な雑誌とはいえ写真の連載を持ってるし、これから写真の仕事も増やしていきたいので、そうしている。写真家を名乗るほどの者なら誰でもそうだが、自分の写真の腕にもある信頼を持っている。

 気がつけば、私の周りにも写真家を名乗る者は多い。その内実は、写真でメシを喰っている、喰ってない、キャリアが長い、短いなど、人それぞれ。そしてそれが悪いことだとは思わない。

 医者や弁護士と違い、写真家を名乗るのに資格は必要ないのだ。作家や芸人と同じで、誰でも思い立てば写真家になれる。だから腕に自信があって、写真で身を立てたい、写真で世に出たい人は、恐れずに写真家を名乗るべきだ。ただ、世間が彼/彼女を写真家と認めなければ、職業としての写真家は成り立たないだけだ。

 つまり、自分で写真家と名乗ることに何の意味もない。
 それはただの始まりでしかない。
 写真家を名乗ったその日から、彼/彼女は全生涯を賭けて自分が写真家であることを世間に認めさせる-その"事業"に成功した者を、私たちは写真家と呼ぶのだから。  

 その意味で、誰でも「写真家」になれるし、誰でも「写真家」にはなれない。資格がないからこそ、簡単でもあり、この上なく難しいともいえる。結局、とどのつまりは、「自分がどんな写真家として世に認められたいか」これに尽きると思う。  

 写真家になる道は人それぞれだ。ただし「人それぞれ」という言葉の持つ重みを知るのは、ごくわずかな写真家だけなのだ。

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